推しが卒業しました。
最近では某国民的アイドルグループのメンバーが結婚を発表し
ネット上のみならず、世間が騒然としておりますが
そんな中、私が以前から応援していた推しがグループから卒業しました。
卒業発表があったのは今年2019年8月6日
前日の8月5日は推しの誕生日で祝福ムードだったのだが
その日の20時にグループの公式Twitterで
「明日は通常のnet放送ではなく、特別編をお送りします」
との発表があった。
よくあるアイドルの運営からの「大切なお知らせ」と同じ。
グループの解散か、メンバーの卒業が頭をよぎった。
グループとしては夏の全国ツアーが始まっていたため
解散はないにしろ、誰かの卒業発表は可能性として0ではないことは確かだった。
翌日になりnet放送の時間は仕事中だった為配信は見れなかったが
空き時間にTwitterのタイムラインを見て結果を知った。
【推しが卒業発表をした】
驚きと悲しみがあったが仕事中だったので流石に涙は出なかったが
自宅に帰って落ち着いて配信のアーカイブを見てやっと状況が理解できた
元々グループのメンバーの中で一番「売れたい」「風男塾で武道館に立ちたい」という言葉を口にしていたメンバーでもあったので突然の卒業発表に驚くファンも多かった
この発表の後Twitterの更新もあったが
本人の気持ちを詳しく知ることができたのは
登録している人しか見れない月額制の生メールだった
卒業発表した日の夜中に送られてきていて読んだのは朝方だった。
ここでやっと推しの卒業決断の決め手や
強い意志を知ることができ
本当にグループから卒業するんだという実感が湧いて
様々な思い出や後悔により涙が出た
風男塾というグループは少し特殊で
男装アイドルとして活動しています
1人の女性として事務所に所属していますが
その人とは別人という設定で一人称も「俺」or「僕」
風男塾からの卒業=もう“藤守怜生“には会えない
この方程式が絶対
一般的なアイドルだと、グループから脱退しても
名前もそのままでソロデビューや役者になるなどの
卒業=門出 の場合もある
実際に昔A◯Bが好きでた◯みな推しだった過去があるが
卒業発表があっても悲しさもなく嬉しい門出として素直にお祝いできた
もちろん、風男塾というグループを応援し始めてから
メンバーの卒業というものは何度も見てきている
見送ったメンバーの人数は7人
寂しさもあったが当時はそこまで熱心に応援してきていたわけでもなかったので
他人事だった。
しかし今回は推しメンの卒業
推し始めたきっかけは完全なる一目惚れだった。
新メンバーとして加入後の全国ツアー初日、新メンバーとは思えない
堂々としたパフォーマンスに目を奪われた
持っていたペンライトをメンバーカラーである紫にすぐに変えて
ライブ後の物販で紫の推しT*1を購入して握手に並んだ
パフォーマンス中は凛として少し冷たいようなイメージだったが
MC中や握手中は無邪気な笑顔でギャップも良かった、顔も整っていた
そこから緩く新メンバーである怜生を応援し始めていた
応援に熱が入り始めたのは2度目の全国ツアー
ここで初めて怜生と2ショットのポラを撮って
握手でしっかり挨拶することができた
その後遠征もするようになり、ツイッターにもリプをして
ある日推しメンから認知をもらった。
特殊な職業と特殊なオタク名を名乗っていたのでその場での認知は多かったが
久しぶりのイベントに行った時、開口一番名前を確認された時には嬉しさよりも驚きが勝った。
今まで様々なオタクをしてきたがアイドルから存在を覚えてもらったのは初めてだし
推しの勝利のためならと、番組の企画の商品を爆買いしたり
急に思い立って遠征したり、ランダムグッズを無限回収したりと
自分でも今までにない熱の入った応援をしていた
そんな推しが卒業
卒業発表後の全国ツアーは
元々予定していなかった地方のチケットもゲットして
推しが参加する最後のシングルのリリースイベントも
怒涛の連続遠征をすることを決めた
リリースイベント自体は11月5日〜11月10日まで毎日行われるもので
11月7日(木)には東京で推しの卒業セレモニーが行われるとのことだったので
7日に福岡から東京へ向かって
9日に兵庫•西宮でのリリースイベント
本当はラストまでしっかり見送りたかったが最終日の10日は東京で
兵庫から東京に行って福岡に帰るよりも
兵庫から福岡に帰る方が金銭的にもスケジュール的にも最適だったので
9日が推しに会える最後の日になった。
7日の卒業セレモニーは推しが考えたセットリストで約1時間のミニライブを実施予定
観覧はフリーではなく事前に抽選があり
当選した人のみしか会場に入れないシステムだった
当落がわかる前から東京行きの飛行機は取っていたのだが
結果は落選だった。
ニコ生での配信があるので救われたが、わざわざ飛行機に乗ってきたのに会場近くのドトールでニコ生配信を見るという状況は自分でも流石に笑ってしまった。
イベント後の特典会はチケットを持っていなくても参加できるとのことだったので良かった
特典会中に推しから「来れたんだね」と言われて、来て良かったと思った。
翌日のZeppなんば振替公演の特典会は握手会はなく、撮影会のみだったが
2日連続で「また明日ね」と言葉を交わせることができたのはいい経験だ
そして自分にとって推しに会える最後の日がやってきた。
1部と2部のミニライブがありミニライブ中は特に最後だという実感も湧かずに
楽しくパフォーマンスを見ていたが【2部の特典会】
これが自分にとって最後のポラ撮影になり、最後の握手になるわけだが
ポラ撮影はスムーズに流れていくので気づいた頃には最後のポラを撮影し終わっていた。
陽も落ちてきて暗くなった西宮の会場で
握手列に並ぶ、何を話そうか考えるだけで込み上げるものがあった
並んでるだけで泣きそうになって
推しだけ並べばいいものを何を迷ったのか
他のメンバーにもそれぞれ並んで握手してきた。
そして最後、持っていた握手券を全部まとめて出して最後の握手を始めた
必ず最初に言うと決めていた「これが最後の握手です」と伝えた瞬間
次の言葉が出なくなるほど号泣した。
振り絞って出した「気持ちは手紙に書いたので」という言葉も嗚咽まじりで聞き取れなかったようだった。
ここまで号泣するはずではなかったので本来であれば
時間が余れば最後に名前を呼んでもらおうと考えていたのだが
泣きすぎてそんな余裕もなかった
でも、推しは自ら名前を呼んでくれて
涙を拭いてくれて抱きしめてくれた
号泣していたオタクが最後に伝えた言葉は
「姿かたちが変わっても応援します」
これだけはしっかり伝えることができたので良かった。
推しが卒業することにより、グループの応援を続けるかどうか一瞬悩みました
次の推しメンが出来てもいずれは卒業する。また同じ気持ちになるならもうこのグループを応援しない方がいいんじゃないかと
でも、ここまで愛した推しがいたグループがもっと有名になってほしい
推しが叶えられなかった武道館に立つという目標を達成してほしい
その客席の1人になりたい。そう思った。
そして推しが最後のあいさつで言っていたという
「俺のことを思い出さないでください、思い出すということは一度忘れなければいけないから。ずっと心の中にいさせてください」
この言葉を見て、忘れない為にも風男塾のライブは行こうと思った。
このブログで伝えたいことは特にありません。
ただの自己満です。
よく、【推しは推せる時に推せ】と言いますが
その通りだと思います。人間何があるかわかりません。
アイドルも、応援する側も何があるかわからないから
好きになったら好きの気持ちをまずは否定せずに赴くままに動いて行きたい
約3年間応援し続けた推しメンはいないけど
風男塾は6年も応援してるからそんな簡単に離れられないでしょう
次のクリスマスライブはピンクのペンライトを振る予定です
オタクはオタクから卒業できないようです
同じ時代に生まれて出逢えて良かった